スマートフォンと首、スマホネックといわれる状態

携帯電話やスマートフォンはとても便利なものですね、調べ物や電子書籍、動画や地図まで見ることができます。

ですが使い方次第では肩や首の血流を悪くしてしまったりします、また使い過ぎにより下を見る癖ができてしまい歩くときにずっと下を見てる方も増えたような気もいたします。

ここで画像をご覧ください。

スマートフォンを見る時に下を向きすぎるとストレートネックといわれる形になります。

頭の重さを首や肩で特に頑張って支える事になります、この状態が多岐にわたって行われればストレートネックにならない方が不思議かもしれません。

またこの形が癖づき下を見がちに視界が狭くなってしまうことも、歩行してる時など何か起きたときに察知するのが遅れることになる場合もあるでしょう。

なるべく頭の重心が前に行かないように見ることも大事ですし、そのまま固まらないよう動かしてあげることも大切です。

物は良くも悪くも使いよう、便利なものを使ってるようで日常生活が不便にならぬよう上手に使用しましょう。

ストレートネックをなんとかしたい

ストレートネックを何とかしたい

そら整体院の白倉です、当院にいらした方にもストレートネックでお悩みの方が多数いらっしゃいます。

この仕事をしていますとストレートネックといわれた、首の骨が真っすぐになっているから頭痛や肩こりが起きやすい、というお話をよく聞きます。

では何故ストレートネックで頭痛や肩こりが起こると思いますかとお聞きしますと、中々そこまではわからないという答えをいただきます。ですのでストレートネックといわれる状態について考えてみましょう。

頸椎のカーブがなくなっている状態

ストレートネックとは体の中心を通る線を重心線と呼ぶことにします、重心線に対して頭が前にいくと首の骨の配列の角度であるはずのカーブがなくなりストレートネックといわれる状態になります。下の画像をご覧ください。

私の手書きですのでわかりづらいかもしれませんが、大体の重心線の位置を書きました、頭蓋骨から頸椎を通り胸椎から腰椎へと微妙な脊柱のカーブがある状態です。
こちらの画像は重心線に対して頭が前に行ってしまい頸椎が真っすぐになってしまっています、特に頸椎と胸椎のつなぎ目の所が強く前に行っています。このように頸椎のバランスが大きく崩れるには土台となる胸椎や腰椎、骨盤等のバランスにも問題がある場合が多々あります。整えるためには土台となる下部の崩れも何とかしなければなりません。
さらに拡大図、今度は筋肉に注目してみましょう、青部分の筋肉は縮み、赤部分は伸びています、前傾したままの首の角度では目線が下を向いてしまいますので少し顎が上がったような状態になりやすいです。伸びてしまっている箇所は頭の重さを支えるために頑張っていますので凝ります、縮んでいる所も苦しくなってしまいます、その為肩こりや頭痛、息苦しさ等も現れてしまうことがあるのです。

ではどうしたら良いのでしょうか

重心線に沿ったポジションに戻してあげる必要があります、土台となる下半身や骨盤から胸椎、頸椎そして頭へとバランスをとっていきます。

強張った筋肉が邪魔をしてそのポジションをやりづらくなっていますので、伸びている所は縮め、縮んでいる所は伸ばして均衡をとっていきます。

例えば胸椎部分であれば仰向けに寝たときに背中側に丸めたタオル等を挟み、胸椎を反らしてあげたりですね無理にやるとケガの原因になりますので余裕を持って行いましょう。

当院では立ち姿勢と座り姿勢、固まりすぎて動かなくなった筋肉を動きやすくし日常から常々姿勢を意識してもらえるようなアドバイスを行っていきたいと思っています。かなり頑張って意識していかないと良くなりにくいものですが、ケガをしない程度に日々意識づけていけると良いと思います。

荷物や杖等で身体が傾いていく

まずは次の画像をご覧ください。

右手で杖を使うからといって皆同じ姿勢になるとは限りません、一例です。

長い間同じ方の手で杖を使い続けたり、荷物を持ち続けるとバランスを取るために筋肉が固まりやがて骨盤の傾きや背骨の配列の歪みが癖となって染みついていきます。

右手の杖に頼ろうと思うと下半身は右に重心がいき、今度は右に倒れまいと上半身が左に傾きます、次に視線を真っすぐにする為に首が左から右に傾きます。

重心が崩れると人は立て直そうと力が入る

足の長さでいいますと左右まったく同じ長さの方はあまりいませんが、数センチ違うのであれば骨盤が傾くことによって差ができている可能性があります、もちろん生まれつき骨の成長や手術等によって差が出る場合もあります。

これらの傾きを立て直そうと踏ん張る力がいわゆる慢性的なコリにもなります。

左の肩が凝る方は首が右に傾いているかもしれません。

傾かないようにする為には片側だけで杖や荷物を持つのではなく、反対側でも使うことができるよう練習したり筋肉が固まりすぎないよう体操や運動を取り入れたり、もちろん整体も良いと思います。

あまりにも左右の脚長差がある場合は、上の図の例でいうならば右足が長くなるよう厚底の靴を使ったり、トレーニングとして逆に左足をもう少し長くなるようにし右に倒れないようにバランスをとる練習をしてあげるのも良いと思います。

または両手で杖を使う、荷物を左右分散させて持つようにするなど心がけるだけでも長い目で見ればかなりの違いが出てくるはずです。

荷物が重くて体に負担がかかる、持ち方を考える

通勤や移動でパソコンや重い荷物を担いでいる方を街でみかけます、先日当院にいらした方も重い荷物を持って移動されているという事で体がかなり傾いて歪んでおられました。

短期間であれば筋肉が固まり歪むだけなのですが、長期間に及びますとそれなりに骨などにも負担がかかってきてしまいます。

ですのでどうしたら負担を減らせるかという事を考えてみました、結論からいいますと重い荷物を担ぐよりもキャリーバッグ等を使い運ぶ方が体には良いと思います。

ですが見た目的に担ぐバッグの方が良いとも言われることがありますので、参考までに色々書かせて頂きたいと思います。

まずはこちらの絵を

下手な絵なのは置いておいてください・・、重い荷物を肩にかけると肩が下に落ちるように力が加わります、そのままでは落ちてしまうので荷物を担いでる肩を上げようとします、同時に左の肩甲骨辺りは下がります。

そして視線が地面に対して平行でないと気持ち悪くなりますので頭は真っすぐでいようとします、そうすると絵のように体が歪みます。

荷物が軽ければ気にするほどでもないのですが、何キロもある重いものとなると体への負担は大きいです。

背骨の負担を減らそうとするとした絵

右肩にかけた荷物の重さに対して背骨が真っすぐのまま体を左に傾けバランスをとっています。

先ほどより負担は減らせそうですがそうです、歩くと荷物が体にぶつかります、このまま歩くのはかなり難しいのではないでしょうか。

視線も斜めになっていますのでさらに歩きづらい事でしょう。

そこで荷物による体の負担を減らすには

荷物を分散させて両肩にかけるのがまだ負担は少なそうですね、歩くこともできますし視線も傾きません。

重いパソコンとその他の荷物のように分けてみてはいかがでしょうか、見た目のお洒落感は減るかもしれませんが体には良いと思います。

バランスをとる力があれば頭の上に乗せて運ぶのが良いかもしれませんが、かなり目立つと思いますし落としたら大変ですのでそこはお好みです。

人生は長いものと思い、体にかかる負担を考えながらいつまでも元気でいられるように、色々考え試していきたいと思います。

座り方による負荷のかかり方を何種類か考えてみます、何が良くて何が悪いのでしょう。

ただ座るといいましても人により色々あります。

じっとしたまま寝ていると潰されている箇所の血行が悪くなりダメージを受け床ずれしてしまうように、長く座っているとやはり血行が悪く筋肉も押しつぶされていまします。

長く座りすぎないように20分ごとに立ち上がり軽く動いたり、同じ姿勢で居すぎないことができればよいのですが中々そういうようにはできない事が多いと思います。

そこでいくつか座り方について考えてみるのもよいと思いましたので少し画像と共に解説しながら書いていきたいと思います。

浅く座り背骨をまっすぐ

浅めに座り背骨はしっかりとバランスがとれた状態です。

よく理想といわれる姿勢ですが赤丸のある座骨周囲に負担が集中する形になります、お尻がしびれてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

お尻の負担が大きくなるので座布団等でお尻の圧力を分散できると多少マシになると思います。

短時間座るのであれば腰や首の負担は減らせますが長時間になりますと、上半身のバランスを維持するのに筋力が使わられ始める可能性があります。

浅く座って前傾

浅めに座り上半身は前傾しながら背筋を伸ばす力が加わった姿勢

上記の姿勢が辛くなってくるとなりやすい形です、お尻の負担を軽減させる代わりに足や腰の上部、背中に負荷がかかります膝が痛くなる方もいらっしゃると思います。

浅く座って背中が丸まる

浅めに座り背もたれを使わず背中が丸まる

背骨の曲がり方的に腰の下部と尾骨周辺、背中の上部に負荷がかかりやすい形です、頭も前にいきますので首にも負担はかかりますが背中の上部の筋肉が首のサポートをしていますその分背中の負担は大きいです。

深く座り背中が丸まる

深く座って背もたれを使用、背中下部から前傾の形

先ほどとは違い深く座り背もたれを使用しています、深く座ることでキーボードや机が遠くなり手を伸ばして使うようになり背中の丸まりは先ほどより強くなっています。

手を伸ばし上腕や三角筋に力が入り頭がより前に行きやすく、首や背中の上部の負荷が大きくなっています。

深めに座り机やキーボードを手前に寄せる

深めに座り背もたれ面をなるべく多く使う形

深めに座ることで足に力が入りにくくなり座骨周辺の負荷が大きくなりますが、背もたれにその負荷がなるべく逃げるようにします。

キーボードや机を手前に寄せることで無理に手を伸ばさず頭も前に行きづらいので首の負荷も減らせますが、ディスプレイの高さや角度、視力の良し悪しによっては難しい姿勢になります。

負荷を点にせず面にする事によってダメージを分散しますが疲れないわけではないですし、長く座ればやはり血行不良にはなります。

疲れないことはないですが負荷を分散させたり、時々血行が良くなるようなことをしてあげるのが長く元気に続ける要素になります。

最近ではリモートワークでより座る時間が長くなり、通勤が減ることで歩くことも少なくなりがちですが、やはり体が生活のベースになりますのでなるべく元気でいられるようにしたいものですね。

よい姿勢は疲れない?

良い姿勢のメリットと阻害する癖

良い姿勢とはつまり筋肉や骨の重心バランスがとれているという事。

どこかに集中することなくまんべんなく体に負荷をかける事ができます。

『それによるメリット』は

負荷が分散することによって疲労の蓄積も少なく回復しやすい。

ダメージが集中すると故障しやすくなりますが、故障もしにくくなり『健康寿命』を延ばす事にも繋がります。

他にも沢山ありますが大きな点としてはこの二つでしょうか。

特に健康寿命を延ばすという事は人生でとても必要な事だと思います。

それはわかっているけども・・・・そうするのは大変

やはり普段慣れている姿勢の形に合わせて筋肉にも癖がついてしまっています。

いつもと違う形でいようとすると伸びてる事に慣れている箇所は縮められ、縮んでいる部分は引っ張られ違和感と疲労もはじめのうちは起こります。

それに疲れ慣れる前に断念してしまう事が多いのです。

効率的にバランスを良くする為には

まずはじめに筋肉を柔らかくし

色んな方向へ伸び縮みさせることに慣れさせるような運動をして

重心の位置を理解する事も大切です

それを繰り返していく事で無意識にバランスをとれるようになっていきます。

ですが自力で行うのはやはり難しいそもそも運動の仕方もわからない・・・・

そういう時に整体やスポーツトレーナーに頼るのも良いと思います。

猫背を正す

こんにちは、田端「そら整体院」の白倉です、本日は猫背について少しお話させて頂きたいと思います。

そもそも猫背とはどういう状態か

はじめから骨の変形という事ではなく、背骨の前側が押し付け合ったような状態で配列が前に傾いてしまっている形です。

姿勢の種類

姿勢の種類

そして猫背の何が悪いかといいますとやはり将来的に背骨の前側が圧に耐えれず潰れてしまう、圧迫骨折が起きてしまう事が多いからです。

圧迫骨折

圧迫骨折

巷では猫背にならないように胸を張って肩甲骨を寄せる等いろいろ言われる事が多いですがこちらをご覧ください。

  

わかりづらいですが

肩甲骨は背骨にくっついておらず浮いています

肩甲骨を寄せても猫背は猫背のままですし、背中が疲れてしまい余計に丸まってしまう場合もあります。

丸まらないようにする為には肩甲骨ではなく背骨自身を前傾から後傾に変えてあげる必要があります。

その為には重心や腰の角度、頭の位置など様々な猫背ではない形になるべき場所に配置させてあげる事等が重要です。

部分だけで猫背ではなくなるなら楽なのですがそうはいきません、逆に部分だけでやるよりも沢山の箇所でバランスをとれればずっとやりやすく姿勢を保つこともできます。

圧迫骨折が起きてしまうと戻すことは困難です、そうなる前に姿勢を見直してみてはみてはいかがでしょう。

当院では背骨周りの筋肉を緩めつつ、土台となる下半身のバランスをとれるようにして姿勢のコツを含めながら施術を行っていきます。

自律神経と姿勢

自律神経とは

無意識でも律動できる神経

意識しなくても動いてくれている内臓や睡眠時の呼吸、目の焦点を合わせたり平衡感覚等、たくさんの事を行ってくれるものです。

上手く律動できなくなると

たくさんの事を担ってくれているのですが自律神経失調状態、つまり上手く自律神経が働いてくれなくなると様々な不調が出てきてしまいます。

不眠、目眩、音が聴きづらくなったり、イライラ、神経過敏、不定愁訴様々あります。

パソコンやスマートフォンが普及した現代、自律神経が上手く動かなくなる動作や作業が多くなってきました。

脳からスタートする神経は脊柱を通り電気信号のような形で全身に指令を行き渡らせます。

脊柱が無理な形をさせられていたり、血行不良になっていると神経はうまく流れなくなります。

特に身体に対し頭が前にでてしまっているとそれは起こりやすいです、脳からでた電気信号が首で弱くなってしまいます。

パソコン作業や前屈み、スマートフォンでその状態になりやすくなります。

その状態を根本的に解決する為には身体の上に頭がくるようにしなければいけません。

ですが、固まりすぎた首の筋肉がそれを阻止しますし姿勢の癖は意識しないと直りません。

首の筋肉を柔らかくし姿勢をコツを使って意識して、自律神経が通常状態で動けるようにしましょう。

家族や会社の為に身体を壊すまで働き仕事ができなくなる、限界まで家事子育てを頑張り動けなくなる。

そういった頑張った結果悲しい事にならぬようこれからの時代、身体作りに真摯に取り組み過ごしていきたいものです。

顎の筋肉の歪みと歯の健康

顎の筋肉と歯についてのお話

身体の健康を保つためには歯の健康も大事になります、人の身体は摂取した栄養によって作られますそして栄養は大概口から食べた物から得ています。

歯を健康に保つには

ブラッシングやデンタル用品でのケアはすごく重要です、重要ですがその前にまず身体の機能として唾液がちゃんと分泌され不足しない状態にしておく事も重要です。

顎の周りには多数の唾液腺がありますが精神的ストレスや噛みしめ、歯ぎしり等で顎の筋肉が硬くなり、歪みが起こると唾液の分泌がしづらくなり一日1.5リットルほど分泌されていると言われている唾液が出なくなり不足する場合があります。

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そうなると消化器系の内臓の負担を増やしてしまったり、口内の洗浄力が弱くなったりします。

当然虫歯や歯周病にもなりやすくなりますし、内臓系の病気にもなりやすくなります。

なので顎の筋肉を柔らかくさらには強くしておくことは歯の健康と身体の健康を保つためには大変重要な事なのです。

 

顎を元気にしつつ歯医者さんでもメンテナンスケアをしっかりして元気な歯でいられるようにしましょう。

 

 

 

背骨や首の骨がずれる

骨は勝手に動かない

本やメディアでよく背骨がずれる、首の骨がずれるという話を聞くことがあります。

ならばずれた骨を押し込んで戻せば良い・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、骨自体は単体では動くことはありません。

筋肉が動かなければ骨は動けませんので、骨自体でずれているわけではなくずらしているのだとすればそれは周囲の筋肉です。

原因となるのは

日常生活での姿勢や身体の使い方のクセが大きな要因となってきます。

筋肉を緩めれば骨も本来の位置に戻ろうとする力が働くようになりますが、それだけではすぐにまたズレたような感覚が起きてくると思います。

生活習慣や体の使い方を変え、良くない事は修正しましょう。

長い年月を歪んだまま過ごしていると負担がかかり続けて骨が変形したり、周囲の靭帯が骨化してしまう事もありますので放っておかない方がよいものです。