肩こり
肩や肩甲骨周りのコリは主に頭の重心が体幹より前にずれることで重さを支える首肩の筋肉が硬くなり血流が低下、そして疲労物質が流れず留まることで起きやすくなります。
(頭の重さは体重の約10%!)
首の筋肉が頭の重さを支え、腕の重さを支えているのが肩甲骨から上の肩の筋肉です。
頭や腕の重さを長時間毎日支え続ける首や肩の筋肉、他の筋肉ではとても真似できません。
頭と同じ重さくらいのお米の袋を腕で持ち続けてみると負担がどれだけ大きいかお分かりになると思います。
他の筋肉に比べ耐える力が強い肩首回りの筋肉でも長期間にわたり硬く力んでいると血流が悪くなり、慢性疲労状態になります。
そして栄養や酸素が運ばれにくくなり回復する力が衰えます。(肩回りは通常の生活では動かすことが少なく、多少硬く弱ってきていても気づきにくいです)
その状態が続くとどんどん肩回りの動きが悪くなり、筋肉も弱ってそのままにしてはおけないと脳が違和感を発し痛みやコリを感じるようになっていきます。
そこで血流を良くしてあげるのが良いという事になるのですが、どんな事をすれば良いのか。やみくもにやっても逆に痛めてしまう方も多くいらっしゃいます。
頭を支えるために頑張って固まっている肩周りの筋肉、それを急に動かしすぎてしまうと筋肉がついて来れません。
徐々に動きについて来れるようにしながら、無駄に力を消費しないように体のバランスを考えつつ、弱った部分を最低限鍛えておけば今より過ごしやすくなるはずです。
※当院では体のバランスの崩れを見ながら肩回りや首の筋肉を緩め関節の動きを良くします。
姿勢や動作も良くない所があればお話しさせて頂き、そもそもの筋肉を緊張させる理由を探り長く苦しかった肩こりの不安から、これから先も安心して仕事や趣味、家事等ができるようにお手伝いさせて頂きたいと思います。
姿勢での負担
姿勢で頭が背骨の中心よりも前に出てしまう「前かがみ姿勢」が慢性化すると、首の下部の骨が前傾するストレートネックにもなっていきますし普段の噛みしめも強くなってきてしまいます。
肩甲骨まわりの動きが悪く慢性的な肩こりがさらに強くなると、目の奥や疲労感、顎関節、頭頂部、側頭部などにも不調があらわれます。
不調に感じているどの部分でもいえますが、放っておいて良い傾向にはそうそう行くものではありませんので順序良く体に無理させすぎずに良いことをしてあげれると徐々に変わってくると思います。
当院にいらっしゃった方の症状や関係するもの
・肩こりで吐き気がする
・目眩がおさまらない
・五十肩と言われた、肩が上がらない
・歯ぎしりで顎まわりが硬い
・腕が痺れたり、違和感がある
・何十年も肩こり
・目が異常に疲れる