ぎっくり腰

椎間板ヘルニア

     

脊柱管狭窄症

     

ぎっくり腰

腰から足への疼痛

ぎっくり腰には2種類あります。

1つ目は腰に急な負荷がかかりグキッと痛めてしまうもの。

ぎっくり腰
     

2つ目は何かした覚えはないのにジンジンと痛みが増してくるもの。

腰が痛い人
     

1つ目のぎっくり腰は腰の筋肉が負荷に耐え切れなくなった時に起こるもの、腰の筋肉が疲労し柔軟性や強度が足りなくなった時に起こりやすいものです。

2つ目のぎっくり腰は本来腰が硬くなっていても背中やお尻の筋肉がある程度動きを助けてくれますが、それができなくなった状態で少しだけ腰を動かしたときになってしまうもの、寝返り程度でもなってしまうほどに腰、背中、お尻の柔軟性が無くなった時に起こります。

1つ目の方は背中やお尻にまだ余裕がある場合もあり回復は早めですが「魔女の一撃」と言われるほど急激な痛みが起こります、2つ目は回復は遅めで何か腰がおかしいなと感じた時から徐々に痛みが増していきます

痛み方は違いますが根本的な原因として背中、腰、お尻の筋肉が硬く弱くなってしまっています。

当院では腰を挟む上下の筋肉、腰に負担がかかった時に痛めないように助けてくれる筋肉も緩め血流を良くし回復しやすい状態にします、姿勢に原因等ありましたらそちらも一緒に変えていきたいと思います。

なった時に注意する事
・前かがみになるなど腰に負荷のかかる動作を避ける
・無理なストレッチをしない(余計痛める場合があります)
・何日も安静にしない(血流が悪いままでは回復に時間がかかります)
やると良いこと
・温めたり冷やしたりを繰り返す(凍傷、火傷に注意)
・体を揺らす程度に小さく体操する

身体の要、弱らせず毎日元気に動けますように。

梅雨時期が1年で1番ぎっくり腰になる方が多いと言われています。

多湿の環境や気温の上下によって肉体的、精神的にもストレスがかかり、疲れやすく体の柔軟性が低下してしまうからだと思います。

動作のバランスをとり柔軟性を落とさないよう、痛みづらい動きをしてあげるもの大事です。

負担を減らす動き1例

椅子から立ち上がるときに痛める方も多いので、椅子からの立ち上がり方を。

まず勢いをつけて立ち上がらないこと、体の軸が前後に大きく揺さぶられ痛めることが多いです!
座っている状態から足を横に開き真上に立ち上がるようにすると軸がズレずに中心を保ったまま立ち上がれるので負担を減らすことができます。


椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは椎骨(背骨を構成する1つ1つの骨)とその間のクッションの役割をする椎間板が重いものを持ち上げたり、くしゃみなどの衝撃が加わった時に後方に飛び出て神経を圧迫するものです。

しかしヘルニアであっても必ず腰に違和感が出たり不調になったりするわけではありません

腰痛の原因として言われることが多くありますが、実は関係ないことの方が多くジンジンする感覚も血流不足で起きる方が圧倒的に多いです。

排尿障害や足腰に全く力が入らない場合に手術することはありますが、飛び出したヘルニアも数か月ほどで自然消滅することから現在では余程の事がない限り手術を進められることはありません。

ですので何年も影響がある場合はその時にできた筋肉の歪みなどが原因になる事が大半です。


     

脊柱管狭窄症

変形性脊椎症やすべり症などによって、椎骨の中の脊髄の通り道である脊柱管が狭くなり脊髄を圧迫することで起こります。

腰の反りが無い方に多く見受けられます。

歩いているうちに腰や足が痛んだり痺れたりして歩けなくなり、しゃがんで休むとまた歩けるようになる間欠跛行が起こります。

内臓の病気によるものは、安静にしていても調子が悪い、動きに関係なく違和感がある、苦しくなり目が覚めるという事があります。

座りっぱなしの仕事や、毎日同じ動作ばかりで腰回りが硬く弱っていくことが大きな原因の一つと思われます。

人は座っているだけでも力む